ユーロ・ポンドFX通貨の特徴

ユーロは1999年に電子通貨として発足しました。現在ユーロ/米ドルは世界で最も流動性の高いくりっく365通貨ペアであり、その値動きは欧州と米国の経済の健全性の尺度として用いられています。ユーロ/日本円、ユーロ/スイスフランも流動性が高い通貨ペアです。ユーロ/米ドル、ユーロ/英ポンドはスプレッドが狭く秩序だった動きをするため、お勧めの通貨のひとつです。ユーロは新しい通貨です。そのため他の通貨にはないリスクを念頭に入れておくことが大切です。ECBは歴史が浅く、その実力については未知数といわれています。いろいろな政治経済状況の場面においてECBがどのように判断・反応するのかを日経225市場参加者が判断するための良い尺度がまだ無いのが現状です。ちなみにユーロ圏において重要だとみなされる国は、ドイツ、フランス、イタリア、スペインです。ドイツ債の利回りが米国債の利回りより高く、その差が広がっている場合はユーロの強気を示唆します。その一方でスプレッドの狭まりは、ユーロの弱気を示唆する傾向にあります。ドイツ10年債はユーロ圏のベンチマーク債券として使用されています。ユーロにとって重要な経済指標は以下のとおりです。経済指標の数値によっては、長期的にも短期的にも為替相場に影響を強く与えます。ユーロの主要経済指標は@GDP暫定値、Aドイツ鉱工業生産指数、Bインフレ指標、CM3、Dドイツの失業、E各国財政赤字、FIFO景況指数。オーストリア、デンマーク、ベルギー、フランス、フィンランド、ドイツ、アイルランド、ギリシャ、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、スペイン、英国、ポルトガル、スウェーデンなど27ヵ国から構成されています。英国、スウェーデンなどを除く13ヵ国が共通通貨としてユーロを導入しています。13ヵ国はEMU(欧州通貨同盟)を結成し、ECB(欧州中央銀行)が策定する単一の金融政策を共有しています。EMUは2004年のGDPが約12兆米ドルの世界第2位の経済圏です。株式・債券・消費者金融市場が高度に発達しているEMUは国内や海外の投資家にとって2番目に魅力的な投資市場です。
戦前は基軸通貨でしたが、ユーロの登場により国際的な地位は低下しています。しかしながら流動性の高い通貨であり、取引量は米ドル、ユーロ、日本円に次ぐ位置にあります。ポンド円は動きが激しいので短期的な利益が期待できますが、その反面、損失が大きくなる可能性が高くなります。また、高金利通貨のひとつとしてキャリートレードに使用される傾向があります。英ポンドは高金利通貨です。高金利通貨である豪ドルやNZドルの金利はさらに高いですが、イギリスほど高度に金融市場が発達していません。そのためキャリートレードを行う投機筋にとって英ポンドは人気が高いのです。キャリートレードを行う投機筋は、高金利通貨の買い(貸し出し)、低金利通貨の売り(借り入れ)を行います。低金利通貨である日本円やスイスフランを売って、英ポンドを買うことが多くなるのです。英ポンドはきわめて流動性の高い通貨です。GBP/USDは外為市場の中で最も流動性の高い4つの通貨ペア(USD/EUR、GBP/USD、USD/JPY、USD/CHF)のひとつです。英国の高度に発達した資本市場が英ポンドの流動性の高さの要因です。米国以外でトレード機会を求めている海外の投資家は、資金を英国へ送ります。そのために海外投資家は現地通貨を売り、英ポンドを買うことが必要となります。英国債とドイツ国債との金利差は、外為市場参加者の間で注目されています。英国債と米国債との金利差はGBP/USDフローのバロメーターとなり、英国債とドイツ国債との金利差はEUR/GBPフローのバロメーターとしての使用が可能です。これらの金利差は、英国の債券資産が米国や欧州の債券資産に対して、どれくらいプレミアムが乗ってっているかを示しています。投資家は常に最も高い利回りを求めて資金を移動させているので資金フローや通貨動向に関する示唆をトレーダーに与えます。英国は世界第4位の経済大国です。世界有数の中央銀行を持つイギリス経済は長年の力強い成長、低い失業率、生産の拡大、レーシック回復力に富む消費によって恩恵を受けているのが特徴です。さらには、2012年のオリンピック開催を先取るように経済は力強い発展を続けている。世界最先端の資本市場システムを有し、金融と銀行がGDPに大きく寄与しています。石炭、石油などのエネルギー産業も経済を支え、EU最大級の天然ガスの生産国であり輸出国であることを覚えておく必要があるでしょう。エネルギー価格の上昇が多数の英国石油業者に大きな利益をもたらすことになることはきわめて重要な事実です。